気持ち新たに…

すっかり4月も半ばにさしかかろうかと…
昨日あたりから上津江も桜がちらほら開花。
今週末あたりは満開?!なんて思っていたら、
残念ながら今日は雨。。

ご報告が遅くなりましたが、
今年もわが社に3名のニューフェースが仲間入り。
仕事はじめの4月2日に無事入社式を終えました。

恒例の集合写真。。
あ…タイマーにするつもりがシャッター切っちゃった。

入社3年目のM君の歓迎あいさつで。
「トライ・ウッドは家族」って言葉がありました。
私もずっとそう思っています。
父のように導いてくれる人がいて、
母のように見守ってくれる人がいて、
頼れる姉がいて、
そして、頼れる兄がたくさんいて、
ここ数年はたのもしい弟が次々と。
私も頼れる姉にならないと!!

人ありき…

家族や個人の身体および精神の健康や社会福祉のために必要な居住環境って?

そもそも私たちの“健康”を脅かすものって何だろう。。

原始時代の人たちは、外敵や風雨から身をまもるため洞穴で寝食

なら、“健康”を脅かすものって、 
その1 外敵?
その2 風雨?

外敵というのはこの時代ともかく、
風雨をしのぐというのは確かに大事な要素。
しかも、ただ雨風しのぐだけではダメです。
ここ日本では、台風・地震から身を守れないとダメです。
だから「強い家」が求められている。

けれど、私たちの“健康”を脅かすものは本当にそれだけなのでしょうか?
以下にご注目!
住宅に関する主な健康リスク 
①室内空気汚染による呼吸器や循環器の疾患
②極度の暑さや寒さによる疾病や死亡
③貧困な生活状態に起因する伝染病の拡大
④住宅での負傷
【WHO(世界保健機関)欧州による住宅と健康に関する大規模な疫学調査(3400世帯約8500人の居住者からの聞き取り調査)の結果より】

特に①が気になります。
その具体的内容には、不十分な換気による喘息症状、受動喫煙による子供の急性気管支炎・肺炎、湿気・カビによる喘息・気管支炎・うつ症状・片頭痛といったものがあるようです。

私たちは一日の大半を室内で過ごしますが、
「室内空気」というのがこんなにも人体に影響を与えているのだということは
言われてみれば確かに!と思いますが、意外と気づいてない。。。

私たちはもっと真剣に室内の空気のことを考えてみる必要がありそうです。

conservationについて その2

四六時中津江杉のことばかり考えて、、、
私が思うに、
conservationという考え方で
注意しなければならないことがひとつあると思う。

「森を守るために、木を使う」
というのと
「木を使うから、森が守られる」

これは同じようで実は同じじゃない。

前者は、“守るために”という前提のもと、使うことを少々強要している感があって、
しかも、木なら何でも良さそうな感じもする。
それでいいのか?

木は、どこで使うのか。
家、家具、食器、、、、
人の住まいの中に数知れず。

世界保健機構(WHO)は、
居住環境とは、家族や個人の身体および精神の健康や社会福祉のために
必要または要求される全ての必要なサービス、施設、設備、装置を含む構造で、
シェルターや周辺地域に人類が利用する物理的構造であると定義しているらしい。

やっぱり、人ありきの木材っていうのが基本。
そういう意味で後者のほうがしっくりくる。
必要とされる木材を生産することが前提で、
それを使うことが結果、森を守ることに繋がった。
そんな構図はいたって自然で無理がない。
無理がないっていうのは、持続性にもつながると思う。

後者にはまえがきが必要
「人に、家に必要とされる木材をつくる。
そうして木を使うから、森が守られる。」

あ、あとがきもある。
「森も守られ、地域も守られる。」

追記.
本当はわざわざ言わなくても
「そんなの当り前」ってみんなが思い始めるのが理想。
がんばらなきゃ!

conservation

トライ・ウッドのいろんなところに出てくるこのマーク

結構大事なロゴマークです。

津江杉については先だってのブログで少々お話したところ…
では、この「conservation」って何だろうって話です。

英和辞書で調べてみると…
conservation
(資源・運動・文化財などの)保護、管理、保存

ネットで検索してみると…
(自然環境・芸術作品などの)保護。保存。保全。

トライ・ウッドではどちらかというと「保護」というよりも「保全」という意味合いで使用しています。
保護と保全、何が違うのか…

保存(保護)=もともとある自然にいっさい手を加えない
保全=あるていど手を加えながら管理する

人工林は“いっさい手を加えない”では確かな森にならないですから。
 
津江杉の基本はconservationなのです。
木材を利用しながら、森林を管理する
古くから続く林業の基本はここにあるのではないかと思っていますし、
こうして連綿と続いてきたものを次へ繋ぐのは、
今我々がその基本を引き継げるかどうかではないかと思うのです。。

トライ・ウッドには、
木材を利用するために、きづくりびと(木材加工部)
森林を管理するために、きやどん(森林保全部)
がいます。

基本を引き継ぐため、過去を振り返りながら、未来を見据えて、一歩一歩です。

津江杉とは…

「津江杉ってなに?」というご質問をよくいただきます。

有名どころで、秋田杉、天竜杉、吉野杉、日田杉、飫肥杉(おびすぎ)、屋久杉ってあるけれど、それと同じこと?

いいえ、実は違います。
多くの人がそう思っていらっしゃるようですが、そういうくくりでくくったら「津江杉」という枠は実はないのです。ここ津江は古くから杉の生産地ですが、この地域で採れた丸太はかつては川を流し一度日田へと運ばれ、そこから筑後川を下り大川へと運ばれ「日田杉」として広まっていたようです。

この筑後川最上流域で木材加工をはじめることは、
それまでの川上=素材生産地という常識を超えた「挑戦」で。。。
その一歩を踏み出したのはきっと、林業で地域の自立を図りたいという思いがあったからだと思います。
いつの日かボルドーワインのような地域ブランドを確立することができたらいいなと。
だから…
津江にも地域ブランドをつくろう。しかも、杉で!
と誕生した「津江杉」。

この新たな地域ブランド名が誕生したのが平成7年頃。
“conservation”を基軸にしたルールがあります。

いちばん、家のことを考える製材所

第〇生命のロゴマークの上にひと言
「いちばん、人を考える会社になる。」

これを見て、ある人がひと言
「俺たちは、林業会社で、小さな製材所で、工務店や設計士ではないけれど、、、
いちばん、“家”のことを考える製材所になりたいよねぇ。
だって、トライ・ウッドはその材料をつくる会社で、、
きっと家ってのは家族を守るためにあるんだから、
その材料屋が真剣に家のことやその家族のことを考えるってのは基本中の基本なんばい。」
津江杉を生産するうえで、一つ目に大事なことはきっとこれ。
「いちばん、家を考える製材所になる。」

自他ともに認められるそんな会社になりたいです。

トライ・ウッド 今年のテーマ

今年のテーマ、「しっかり伝える」

これまでいろいろなところでトライ・ウッドのことを伝える機会をもらい、
ありとあらゆる媒体を通して皆さんに紹介をしてきました。

が、しかし。。
伝え方が下手くそで、
「トライ・ウッドって結局何してる会社なんだろうね?」
と終ってしまっているのでは?!
と日々感じていました。

そこで、今年はしっかり正しく伝えよう!と…

そう、トライ・ウッドは何の会社なのか?
今年一年、このブログで伝え続けていきたいと思います。

やはり、手始めは…
『トライ・ウッドは、津江杉を生産する会社です!』

ん、待てよ。
これじゃいきなり曖昧すぎるじゃないか。。

と、思った方は…上の写真をちょっとクリック♪

緑のカーテン

ひそかにしてました。
緑のカーテン

しかも、ゴーヤ♪

s-P1040073

日差しを遮ってくれてるか?!というと、全然まだまだなんですが、
結構順調に育ってくれています。

s-P1040078ちっさなゴーヤが一つだけ

一週間前、花の後ろに隠れているのを発見!
s-P1040063

このゴーヤの生長を見守りながら、改めて植物のすごいところを実感します。
①水 ②二酸化炭素 ③光
基本、ただこの3つがあればよいということ…
(窒素・リン・カルシウムなどの養分は成長を促進するのに必要なものでもあるのでご注意を。
あくまで、基本の3大要素とお考えください。)
葉っぱの緑色にある葉緑体と呼ばれるミクロな化学工場が
この3つを原料に人間でいう骨や肉を作り上げていく。

私には到底できそうにありません。
ご飯を食べ、お肉を食べ、野菜を食べ、ありとあらゆる栄養分を取り込まないと駄目ですから。

「スゴイ」
ただこの一言です。

昨日の護持の森♪

きらきらまぶしい太陽に誘われて、
現場用オンボロ軽トラに乗って窓全開で護持の森へ。
(あ、オンボロは余計ですけど…)

着いた途端、遠くでゴロゴロ雷の音。
標高600?700?mあたりの護持の森は日が照らないととても涼しくて。
ヒグラシ鳴いてました。

P1040020

一昨年、⑭安成工務店さんが行った植林ツアーで植えた苗もすっかり大きくなって、
今や私の身長近くまで背を伸ばし…(^_^;)
この夏空の中、葉っぱ全体で日の光を浴びようと目一杯広げています。

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おっ!セミの抜け殻発見!!