記念すべき日

「護持の森」の整備を進めて約5年。2010年4月20日、この森でとても素敵な出会いがありました。

昨年より、私たちはNPO九州森林ネットワークの仲間である熊本県 小国町・宮崎県 諸塚村と共に、新たな森林価値を模索し、J_VER制度を利用したカーボン・オフセット事業へ取り組みをはじめました。

そしてこの日、私たちは一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)と「森林づくりパートナーシップ基本協定」を締結することとなりました。

そしてなんと、その調印式の前に、more trees(モア・トゥリーズ)の代表を務める坂本龍一氏が、カーボンオフセット事業の対象地である護持の森へ足を運んでくれたのです。

車から降りられた瞬間は、感激のあまり声も出せず、夢を見ているのではないかと体が硬直し、時が止まったかのような感覚を覚えました。

あいさつがひととおり済み、いざ森林の中へ。


森林の腐葉土で保水力実験をし、森林の果たす水源かん養機能について話をしたり、「(木材利用の)出口の確保」を図った輪掛け乾燥について話をしたり、僅かな時間ではありましたが、トライ・ウッドの考える森林づくりについてお伝えしました。

間伐がCO2吸収を促し、その吸収量が森林の新たな価値として認められるこのシステムは、持続可能な森林づくりをまた一歩前へ進めるものとなります。

護持の森はその価値を広く伝える役割を担い、私たちにはまたひとつ大きな使命ができたのです。

Pay it forward!「次へ 渡そう!」

この合言葉を胸に、ここ上津江でまた「林業」に挑戦し続けることを固く心に誓った1日でした。


調印式にて

最後に、NPO九州森林ネットワーク理事長(九州大学大学院農学研究院 教授)の佐藤宣子さま一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)事務局長の水谷伸吉さまその他関係者のみなさまこのような素敵な機会を作って頂き、心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

第13回 九州森林フォーラムのお知らせ

トライウッドも参加している NPO法人 九州森林ネットワークが、

年に2回開催しています 九州森林フォーラム が、5/28~5/29に

福岡県うきは市において開催されます。

今回のテーマは、癒し です。

森林セラピーの現場見学や効果などを講師を交えて、議論いたします。

詳細は、こちら↓

九州森林フォーラム in うきは