輪掛け乾燥材

みなさん、おひさしぶりです。
最後の更新からすっかり2ヶ月がたってしまいました。
少し弁明させてもらえるならば、5月はとてもあわただしく…。
それというのも、6月9日にとても大切な大切なセレモニーが開催されたのでした。
その「輪掛け乾燥材初出荷オープニングセレモニー」の準備にあっちへ走り、こっちへ走り。
イベントの開催がこんなにも大変なものだとは…つゆ知らず。
全員、手探りの中準備に翻弄された一ヶ月あまりでした。

そして、6月9日。
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朝7時、全員揃ってセレモニーの成功を祈願。
「無事、何事もなく今日一日が過ぎますように」

それがすめば、さぁ本番です。
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全員でお出迎え。
上津江はなかなか簡単に来れるところではないにもかかわらず、たくさんの方が足を運んでくれました。
遠いところ、本当にありがとうございます。
まずは、護持の森の輪掛けストックヤードの見学会です。
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心配されていた雨も降ることなく、お日様の日差しの降り注ぐ1日でした。
約90haの護持の森の一画に整然と並ぶ輪掛け乾燥材。
広さ約3haのヤードにおよそ4000立方メートルがストックされます。
3台のシャトルバスで会場を出発!

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そして、いよいよセレモニーがはじまります。
まずは、感謝状贈呈。
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輪掛け乾燥を含め、トライ・ウッドがいつもお世話になっている方々に。
この機会に感謝を。
輪掛け乾燥の開発にご協力いただいたり、
DVD制作等販売促進活動にご協力いただいたり、
輪掛け乾燥材の科学的性質解明の試験協力をいただいたり、
県産材生産振興に大きく貢献されたり、
トライ・ウッドは多くの方に支えられていることを改めて感謝いたします。
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そして、経過報告。
輪掛け乾燥事業にいたった経緯を含め、今後この輪掛けを切り札としてどう「林業」を進めていきたいのか、改めて表現する場となりました。
そのことをふまえ輪掛け乾燥PRDVDの上映へ。

いかがだったでしょうか?
あの時ご出席いただいた皆さんに是非感想を聞いてみたいものです。
さてさて、セレモニーはまだまだつづきます。
大分県の広瀬県知事のあいさつ、日田市の佐藤市長のあいさつ、
そして、安成工務店 安成社長のあいさつ。
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とても緊張する瞬間でした。
これまでの流れを受けて、県知事や市長の口から発せられる第一声は…。
全員のあいさつを終えて、ホッと肩の力が抜けました。
とても心強い言葉をいただき、安堵感を覚え、また少し前へ上へ進んでいこうと思ったのです。

そうして、感動の中(私一人だけだったかもしれません)
いよいよセレモニーの終盤へ。
晴れ渡った青空のもと、初出荷材の出発です。
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このテープカットの瞬間に、この日に込めた思いがたくさんの人に共有されることを祈って。
テープが切られ、花火の音。
拍手の音とともに、トラックが山口県下関市へ出発しました。
みなさん、本当にありがとうございました。
あの日の余韻を感じていたら、いつの間にか2週間が過ぎ去っています。
光陰矢の如し
立ち止まっている暇はないようです。
トライ・ウッド式の林業をカタチにすべく、また前へ進み出そうと思うのです。
MG_2175-s←養生テントに積まれた輪掛け乾燥材