ミュージックキャンプの伐採体験にて

昨日、中津江ミュージックキャンプでin津江のアーティストの皆さんが、
護持の森にて伐採体験されました。

チェンソーはちょっと危険が伴いますので、
ここは「手ノコ」で挑んでいただきました!

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最初は使い慣れないノコと意外に大きかったヒノキの木にみなさん悪戦苦闘していました。

格闘すること、約30分(?!)
無事倒すことができました。

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きやどんの補佐付きでチェンソーにも少し触ってみました。
(※チェンソーは危ないので、初めての人は絶対に1人では扱わないでくださいねm(__)m)

終了後のきやどんの一言。
「手ノコでも切れるもんだな_」

…(-_-;)
みなさん、本当におつかれさまでした。

津江杉の床

相変わらずの雨ばかりの日々で鬱々としてしまいますね。

我が家は津江杉の床なので、
この時期はいつも木の調湿機能を日々実感しています。

でも最近もっと気になるものがあるのです。
それは、うずくり加工を施した床材です。

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この2枚の床板、右が通常のみがきの床板
左がうずくりの床板(どちらももちろん津江杉です。)

一見すると、何も違いはないようですが…
近くで見ると
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木目が浮かび上って見えるのがわかります。
(う_む、写真にすると撮り方が下手くそであんまり良くわからない?!ですね。残念です。。)

木には木目というものがあって、色の濃いところと薄いところが交互にならんでいます。
濃いところは秋に生長したところで身が詰まっていてやや硬いという特徴があります。
一方、薄いところは春・夏に成長したところで空気の層が大きくやわらかいという特徴があります。

うずくりと呼ばれる道具(まあるい円筒形のブラシのようなもの)で
板の表面をこすると、このやわらかい部分のみが削られ、
木目に奥行がでてくるというわけです。

簡単に言うと、凸凹しているわけです。

この凸凹、足ざわりがとても良い。
さっぱりとしていて。
適度な刺激となって。

梅雨時期にはさらに木の良さを実感できる、
そんな材料なのではと個人的に思っています。

興味のある方は、こちらまでお気軽にお問合せください。
E-mail   
info@try-wood.com

 

梅雨のじめじめに効果的?!

雨が続きます。
空が晴れないと何だか気分も晴れず。
雨の日の不快感はなんとも言えませんね。

弊社、林業会社です。
ので、ふとした実験を思いつきました。

「本当に木は湿気を調整してくれるのか?」

さまざまな論文・データを調べてきましたが、実際に自分の目で確かめたことはない!
ので、簡単な実験をしてみることにしました。

まぁ、ごくごく簡単な実験です。
私の事務所は写真のとおり、床も壁も家具も全て「津江杉」で作られたオール津江杉の事務所です。

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この事務所内と外の温度と湿度を比べてみます。

まず、外の温度(左)と湿度(右)です。
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温度24.4度 
湿度90%

次に事務所の温度(左)と湿度(右)です。
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温度24.2度
湿度72%

温度はそんなに大差ありませんが、
湿度は20%近く差がでました。

事務所のほうが湿度が低く、木材が湿度を調整していると改めてわかりました。

住宅における湿度は、快適さに関係するほか、住宅内に生息する微生物の繁殖や、人間の生理・健康などとも深く関係するそうです。
カビを防止するには湿度70%以下、
ダニの異常発生を防止するにも70%以下を保つことが大切だそうです。
近頃、成人のアレルギー疾患や喘息患者が増えてきているそうですが、
住宅の湿度管理には充分に「気を使いたい」
いやいや、「木を使いたい」と思いました。

今回のこの数値、間違いないです。

新メンバーの初お披露目

こんにちは。

ひさしぶりのブログです。
なまけものでごめんなさい。

さて、今日は4月に増えた新メンバーのご紹介を。。

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雄ヤギのシロです(手前)。4月10日に生まれました。
※後ろでこっそり顔をのぞかせているのが、お母さんになったユキ。

s-IMG_3300やんちゃな男の子なので…高いところ大好き。
というか、どうやら自分を人間と思っている様子。
上から見下ろされるのがイヤみたいです。

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今日は雨なので、車庫の中で過ごします。
お母さんのユキは外を恋しそうに眺めています。

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青々とした草を食べに出ることができないので、
今日は干草で我慢我慢。。

こんな感じで、
トライ・ウッド総勢70名とヤギ2匹。
今日も上津江の山と向き合います。

記念すべき日

「護持の森」の整備を進めて約5年。2010年4月20日、この森でとても素敵な出会いがありました。

昨年より、私たちはNPO九州森林ネットワークの仲間である熊本県 小国町・宮崎県 諸塚村と共に、新たな森林価値を模索し、J_VER制度を利用したカーボン・オフセット事業へ取り組みをはじめました。

そしてこの日、私たちは一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)と「森林づくりパートナーシップ基本協定」を締結することとなりました。

そしてなんと、その調印式の前に、more trees(モア・トゥリーズ)の代表を務める坂本龍一氏が、カーボンオフセット事業の対象地である護持の森へ足を運んでくれたのです。

車から降りられた瞬間は、感激のあまり声も出せず、夢を見ているのではないかと体が硬直し、時が止まったかのような感覚を覚えました。

あいさつがひととおり済み、いざ森林の中へ。


森林の腐葉土で保水力実験をし、森林の果たす水源かん養機能について話をしたり、「(木材利用の)出口の確保」を図った輪掛け乾燥について話をしたり、僅かな時間ではありましたが、トライ・ウッドの考える森林づくりについてお伝えしました。

間伐がCO2吸収を促し、その吸収量が森林の新たな価値として認められるこのシステムは、持続可能な森林づくりをまた一歩前へ進めるものとなります。

護持の森はその価値を広く伝える役割を担い、私たちにはまたひとつ大きな使命ができたのです。

Pay it forward!「次へ 渡そう!」

この合言葉を胸に、ここ上津江でまた「林業」に挑戦し続けることを固く心に誓った1日でした。


調印式にて

最後に、NPO九州森林ネットワーク理事長(九州大学大学院農学研究院 教授)の佐藤宣子さま一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)事務局長の水谷伸吉さまその他関係者のみなさまこのような素敵な機会を作って頂き、心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

第13回 九州森林フォーラムのお知らせ

トライウッドも参加している NPO法人 九州森林ネットワークが、

年に2回開催しています 九州森林フォーラム が、5/28~5/29に

福岡県うきは市において開催されます。

今回のテーマは、癒し です。

森林セラピーの現場見学や効果などを講師を交えて、議論いたします。

詳細は、こちら↓

九州森林フォーラム in うきは

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
2010年いかがお過ごしでしょうか?
「一」
すべてのものがそこから生まれ、
すべてのものがそこに帰ります。
それが「一」
そして、同じものはひとつとしてない唯一のもの。
それも「一」
2010年1月1日
コタツを囲む家族の顔を見ながら、
心新たに2010年のスタートを切りました。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。