水郷ひたの清流復活!シンポジウム

昨晩(6月8日)、日田の市民文化会館にて開催された「水郷ひたの清流復活!シンポジウム」に参加してきました。

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“水郷ひた”

日田の奥山、津江を流れる上野田川・津江川は、隣町の杖立川と合流して大山川となります。
その後大山川は、玖珠川その他支流を交えて日田へ至り、三隈川となります。
この三隈川は、筑後川として有明海へ注いでいます。

かつての林業は、この川の流れを利用して山から町へ流通されてきました。
そうして、津江_日田天領_大川とひとつの木材産業地帯ができたのでしょう。

その“水郷ひた”で平成11年より行われてきた水量増加運動。
10年たった今、またさらなる水量増加、水質改善を求める声を高めよう!と開かれたシンポジウムです。

これまで、津江を流れる川は筑後川の源流であること、
だから、その水を育む森づくりを真剣に考えようと呼びかけてはきましたが、
シンポジウムに参加して、自分の知る小さな小さな「筑後川」と有明海へ注ぐ雄大な「筑後川」の間を流れ様々な表情を見せる「筑後川」の存在を初めて知ったように思います。

山からまちへ、筑後川の激流を筏に組まれ下流へわたる杉の丸太。
その筏を巧みにあやつるきやどん。
これまで筑後川のかつての姿として浮かぶのはそんな風景でした。

しかし、その風景にたくさんのものが加わりました。
鵜匠が鵜をはげまし、船べりをたたく。
小さな鮎がたくましく川をさかのぼり、大きな大きな尺鮎へ。
屋形船で、川べりの旅館街で、それらを愛でる日田の人々。

一気に「筑後川」が大きく大きく膨らみました。

こうして流れ込んできたたくさんの情報をうまくまとめてお伝えすることができないのですが、
「世界は繋がっている」
そう感じた一夜でした。

私は筑後川にとってどんな存在なのでしょうか。
私がすべきことは何なのでしょうか。

じっくり考えたいと思うのです。

 

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