「表に出しても」自信のある材であること


スギは、木を切った直後ではその50%が水分です。伐採後、木材から徐々に水分が抜け、自然に十分乾燥させた場合木材中の水分は18%前後に落ち着きます。乾燥するに伴って、木材は収縮し堅くなります。

木材が十分に乾燥する前に建物等に使用すると、使用後徐々に乾燥が進み、木材が収縮するので建物のゆがみ等の原因になってしまいます。

だから、「津江杉」も出荷前に十分な乾燥を行っています。

「津江杉」の乾燥は輪掛け乾燥、中温乾燥とともに時間をかけて乾燥させます。

なぜ時間をかけて乾燥させるのでしょうか。

それは、高温による材の変色・匂いの変化を防ぎ、「津江杉」の特徴であるきれいな赤み、甘い匂いを残すため。

また、乾燥が急激に進むと、材の芯が割れてその強度が落ちる可能性が高くなるからです。

全ての材、隠れる可能性が大きな構造材もこのような理由のため、じっくり乾燥させて「津江杉の柱」は「見せることのできる柱」になるのです。

  • 構造材は含水率25%以下
  • 柱材は含水率20%以下
  • 集成材は13%に安定させる

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