平成29年度実施いたしました林野庁の事業である木質化等に向けた新たな製品・技術の開発・普及事業
(木材の健康効果・環境貢献等の評価・普及)
ついて、報告させて頂きます。
国産材杉(津江杉)を使った無垢材棟とビニルクロスなどを使用した非無垢材棟を建設し、
その中で実際に人に生活してもらい、化学、生物、物理、生理心理学的な手法を用いて、
木の建物が人にどのような影響を与えるのかを調査いたしました。
平成29年度では、それぞれの実験棟での揮発成分量や抗菌効果、睡眠・脳波の変化等
ヒトに対する生理・心理学的な影響を科学的に調査しました。
更に、高齢者が居住している高齢者施設の内装を改修する事によって、無垢材が
高齢者の記憶や学習能力に対してどのような影響を与えるのか調査しました
平成29年度の実験テーマは、次の通りです。
1.実験棟内の揮発成分の定量分析
2.実験棟内装材の抗菌活性の調査:抗菌成分の探索
3.日中課題実験:認知課題試験(オドボール課題)時の生理・心理応答実験
4.高齢者実験:3カ月滞在時の認知・学習調査実験
成果の概要は、以下の資料通りです。
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