津江杉で家を

津江杉で家を

トライ・ウッドの原点

私たちの暮らしの中には、山があり、森があり、木が生きています。森は大気を浄化し、川や海を豊かにし、様々な災害から暮らしを守ってくれます。大きな山々でゆっくりと変化する森は、我々にいつでもそこに存在し続けるかのような印象を与えます。しかし、日本の多くの森は自然に存在しているわけではないのです。多くの生物が長い年月をかけて関わり合ってできた、先人の想いが詰まった大切な財産です。森と向き合う仕事である林業は、昔から上津江町(旧日田郡上津江町)の経済基盤を支える基幹産業でした。そんな上津江町にトライ・ウッドが設立された背景には「町民の高齢化と若者の林業離れを何とかしたい」という想いがありました。だからトライウッドの原点は山の仕事であり、事業の中心には「山や木々と向き合う姿勢」が受け継がれているのです。

森林保全部の山の仕事では、様々な恩恵を与えてくれる森林を大きく「経済林」と「環境林」という二つに分類し、この二つを両立させるための森林管理を実践しています。経済林とは適切な森林整備を行う事で優良木を育て良質な木材を生産する森林の事。環境林とは適切な森林整備を行う事で水源涵養・水土保全・二酸化炭素吸収・動植物の生態系維持などの公益的な機能を発揮する森林の事をいいます。

経済林とは適切な森林整備を行う事で優良木を育て良質な木材を生産する森林の事。環境林とは適切な森林整備を行う事で水源涵養・水土保全・二酸化炭素吸収・動植物の生態系維持などの公益的な機能を発揮する森林の事をいいます。

経済と環境という言葉を並べると一見矛盾しているようですが、環境林であることは木々が健康に育つことにつなが優良木を生産するために欠かせません。また、優良木の生産により利益を得る事ができれば適切な森林管理を進めることが出来、公益的な機能を発揮する環境林の育成に繋がります。このように二つの森林を両立した林業では、素材生産と言う経済活動を行いつつも森林の機能による良い環境を作り出すことが出来ます。これは、林業の魅力だと思います。

「トライ・ウッドは上津江町を中心に経済林と環境林の両立に取り組んでいます。」「全伐現場にて」間伐が繰り返されてきた山から、最後まで残されてきた優良な杉が伐り出される。そしてまたこの場所に小さな杉を植林し、次の世代へ・・・

自然素材の家

私たちは森林を育てる事業と、その森林から伐採された木材を製品化する2つの事業を推進しています。森林と木材のプロフェッショナルとして、私たちは森林が生み出す循環の維持に努めています。

株式会社トライ・ウッド

大分県日田市上津江町川原2810-1

TEL:0973-55-2656