製品部(製材)

製品部(製材)

木の個性を活かす

伐り出された木材は長い年月をかけて山で生長していました。木はこの年月の間に雨にうたれたり、風にふかれたり、虫にくわれたり、ほかの木々と競争しながら育ってきました。育つ環境は、急斜面だったり、川の近くだったり、岩が多いところだったり様々です。だから木々は、それぞれにクセを持ちます。クセは木材の個性です。その個性を活かすのが製材部の仕事です。同じ丸太でも、どちらの方向から割るかによってクセの出方が変わります。クセがあっても、その木を何に使うかを考えて製材を進めていけば、無駄なく利用できます。

人の目でみる

しかしどんな個性を持っているのかを丸太の状態だけで見極めることは難しいので、いろいろな大きさや形に加工していく段階で常に人の目によって確認・判断を行っています。このとき、木材のクセとともに木の部位によって異なる性質を見極めた「木取り」も行っています。輪掛け乾燥材も製材部で丸太から木材に変わります。製材部で製材されたのち、養生テントにて含水率が25%未満になるまで(およそ5~6ヶ月)乾燥させます。「山仕事によって丸太(素材)になった木は、製材部によって木の部位ごとの良さを活かした木材へと変わります」

株式会社トライ・ウッド

大分県日田市上津江町川原2810-1

TEL:0973-55-2656